わたくしごととしごと
こんにちは。工事士の方の坂本です。
盲腸になり、一週間入院と静養をしておりましたが、先週より復帰いたしました。
ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
まだ全快ではありませんが、調子は上がってきております。
このまままた本調子に戻って……。また元気に……。
ん? 本調子?
僕の本調子とは自分で待ち望むほど優れたものではないような……。
こんなことをこんな場所で言えば信用に関わってくると容易に想像はできるでしょう。
僕は年に数回必ず仕事上の失敗を犯します、と。
別に言い訳をする気もありません。
自分で自分を疑うくらいです。
皆様本当にいつも申し訳ありません。
しかしなんで堂々とそんなことをここで発表する必要があるのでしょう。
それでも立ち上がる。それでも前を向く。それでも諦めない。
今回はある人に強い気持ちを教わったので、それについて書かせていただきます。
と言ってもほんの一言です。
盲腸で弱った気でいる僕を見つめ、呆れた様子の女房が放った一言には、僕に足りないものが凝縮されていたのです。
「もっと男らしくなりやがれ」
語尾は多少修飾されているような気もしますが、活字にするならだいたいこのような強い調子で問題はでしょう。
いつもへなへなになった僕に火をつけるのは男らしい女房でした。
へなへなになった僕は見ていて情けないのでしょう。
腹立たしくもなるかも知れません。
そのくらい僕は打たれ弱く、更には根暗でもあるのだから。
それなのに豪快な生き様に妙な憧れを捨て切れずにいるから失敗する……のかも知れません。
いつもありがとう。
おかげであっという間に元気になりました。
同じ失敗はしない。同じようなところで悩まない。そして同じ考え方や同じ状況にいつまでも縛られない。
もちろん言うのは簡単ですが、取り敢えずまたひとつ経験値が増えました。
それからもちろん盲腸と失敗は違うのですが、たぶん女房にしたら僕の弱り方は同じに見えるはずです。
二十代の頃から毎年言っている気もしますが、35才の誕生日を迎え、今が一番楽しいです。ならば仕事も相乗効果で今年も攻めて、それで色々とちゃんと確認して、上を目指します。