ファイターズ坂本
俺は戦っている。いや、戦い続けている。
俺とあいつが出会ったのはまだ身も凍るような寒い時だった。
凛々しく堂々とした構えは俺を怖気つかせるには十分だった。
あの時の俺ときたら、あいつの持つ異様な空気に圧倒されて尻尾を丸めて逃げ帰ったけなぁ~。情けねぇ。次会った時はただじゃおかねぇと心に誓って。
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程なくしてその時はやってきた。
恐る恐るあいつが待つ部屋のドアを開ける。以前会った時とちっとも変わらぬ堂々とした姿で俺を待っている。しかし俺は逃げない。もうあの頃の俺とは違うんだ。
太い線、細い線、あいつの体につないで攻めていく。どうだ。敵わないだいろ!
俺は勝ちを確信したんだ。確かにあの時は。。。
俺は戦っている。戦い続ける。負けは認めない。
あいつがとても優れものというのは昔から知っていたが、ここまでとは。
頭がズバ抜けていいんだ。
でも俺はあきらめない。
今日も明日も戦っていくだろう。
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